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  • 執筆者の写真hommayupiano

ピアノを長く続けるために

早いもので今年度もおしまいです。


春からの進学に伴い環境が大きく変化する人も多いです。


環境が変わることで、ピアノを続けられるか不安に思うこともあるでしょう。


中学や高校に進学すると、部活や勉強、通学時間などエネルギーを費やさなければならないことが格段に増えます。



この教室で長くピアノを続けている皆さんは、共通してピアノに限らず音楽が好きです。


吹奏楽部に入り、ピアノと吹奏楽の2つの角度から音楽に取り組む生徒も多かったです。


まずはその「好き」という気持ちがあるかどうか自分に問いかけてみて、「ピアノが好き」「ピアノが楽しい」という気持ちが少しでもあればまず続けることを前提に考えましょう。



その上で次にレッスンの頻度を考えます。


過去現在含め私の教室の中高生の生徒は、月2~3回の頻度でレッスンを受け続けた人が多く、現在は1回ごとにレッスン料を頂戴するシステムです。


テストの週を避けたり、本番前に多めに来たり、柔軟に対応できます。



「諦めてしまったらそこで試合終了ですよ」とはよく言ったもので、どのような形であれ続けることが大切なのではないかと思います。


誰もが知るクラシックの名曲や、複雑なリズムやテンポのポピュラー曲が弾けるようになるのは、レッスンや勉強が進み、心も身体も大人に近づいてからです。



習い事は一度辞めてしまいストップすると、なかなか元には戻れません。


家で自分の好きなときに弾くから…と言って、本当に弾いている人はとても少ないです。


せっかく積み重ねてきた技術と音楽性はあっという間に薄れ、指の動かし方や音符の読み方も忘れてしまいます。


この教室に限らず多くの子どもたちが小学校卒業と共にピアノを辞めてしまう傾向にあることが、残念でなりません。


最終的には習わずとも自力で楽譜を読み、演奏を仕上げることができるようになることを目指してほしいですが、そういった力が身に付くには長い年月がかかるものです。



こじつけのように聞こえるかもしれませんが、ひとつのことを長く続けしかるべき時までやり遂げることのできる力は、社会に出てからの長い人生においても必ず役に立ちます。


もちろんそれはピアノに限らず何でもよいのですが、皆さんにとってのそれがピアノであれば指導者として本望です。



 


















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